7/31/12

スギライトピアス

二つの色も形もまちまちのスギライト

これを使ってピアスを作って欲しい
という、私にとっては初めての経験となるオーダー

左右のアンバランスを楽しみながら、この石独特の魅惑的な雰囲気が表現できれば という思いでいると

一番最初に浮かんできたのは
この下に向かって少しゆったりと膨らんだ大人っぽいリーフ型
素材はシルバーがいいな  と

ご本人がつけたときの姿をイメージしてみると、どうしてもこの形が耳元でキラキラひらひらと揺れている様子が浮かびます

そのリーフの中に、それぞれの石にちょうどの場所を見つけていきました

そして私は、このうっとりと寄り添うように並んぶ一対のピアスをみて、
初めて今回のオーダーの意味がわかったような気がしたのでした〜







iPhoneから送信

7/13/12

ラリマー ペンダント

ラリマーは私の大好きな石のひとつ

カリブ海に浮かぶ島 ドミニカ共和国のみで産出される とても希少価値の高い石です
色も白っぽいブルーからエメラルドグリーンに近いブルーまで豊かなブルーの世界を楽しませてくれます

今回 Honey Lueのもとから送られてきたラリマーは この一粒の中に様々な表情を表す、類い稀な魅力をもつ石

空のようでも 海のようでもあり、そして中央には澄んだ瞳が見つめているかのようです

両サイドの羽根は
左側が たおやかな女性の羽根
右側は 悠然として伸びやかな
男性の羽根 を表していて
2人の羽根が大切にこの美しいラリマーを抱きながら、空高く飛んで行けるようなイメージ

左右の羽根は よく見ると形も大きさもバラバラなのに、2人だけのちょうどのバランスでこの1つのデザインを完成させている
そんな風に見えたら嬉しいです
そして、アジャスターには2人にぴったりな小さなクロスを置いて後ろ姿にもオシャレを〓

7/11/12

ラピスラズリ ペンダント

深い深い青の中に繊細に散りばめられたゴールドの模様
その神秘的な美しさは夜空や宇宙そのものを連想させ
古くからこの石が【聖なる石】と呼ばれてきた理由もよくわかる気がします

今回のラピスは 石そのものですでに宝飾品!という印象で、施された幾何学的なカットが、私の中では 古代エジプトの王女様のイメージに重なりました

自然とデザインも この石を引き立てるお化粧のような感覚で、思い切りシンプルなものに

切れ目なく続くゴールドのラインで周囲を取り囲み、
ちょっと変形 ∞(無限大)のようなイメージ

そして先端のループには、少しだけシャープなリーフ型のデザインを加え
全体として きりりとした印象に☆

スギライト ペンダント

スギライトは1944年に 初めて日本人の杉健一氏が発見したため、その名にちなんで スギライト と名付けられたそうです☆

この石をデザインするときに、
まずはその独特な2トーンの色合いと、ナチュラルなシルエットをしばらく眺めていました。

そうして、そこに持ち主の姿を重ね合わせていくと、自然にあるシルエットが浮かんできました。

石の形に無理なく添うように、ぐるりとその周りを取り囲むペイズリーのような形

羽根ともペイズリーともつかないようなその形が一番しっくりときました!
そこからはもう何かこの形しか考えられない〜
というような感じでした(笑)

これから翔び立とうとする軽やかさと、形に秘めた強い意志みたなものを表現したかったのかもしれません。

そして石の周りのシルバーは、よく磨かれていてまるで鏡のよう。
キラキラとした光で石を引き立ててくれます。